私は、なぜトロンを「すごい」と思うようになったのか#30
2026.11.05

私はこれまで、がんと長く付き合ってきました。
悪性リンパ腫。
ALCL。
ステージ4。
そして、脳への再発。
開頭手術もしました。
抗がん剤も何度も受けました。
「この治療が効かなければ、余命6か月」
そう言われたこともあります。
その後には、
「余命1か月かもしれない」
とまで言われました。
それでも私は、今、生きています。
そして、そんな私が今も続けているものの一つが、
トロン浴です。
私は、トロンだけで病気が治ったと言うつもりはありません。
医師の治療も受けました。
抗がん剤も受けました。
手術も受けました。
今も検査を続けています。
ですから、何か一つだけを取り上げて、
「これでがんが治った」
とは言えません。
でも――。
自分の身体に実際に起きたことを振り返ると、
私はどうしても、
「トロンというものは、すごいんじゃないか」
と思ってしまうのです。
脳に腫瘍が残っていた
脳に再発したあと、私はアドセトリスという治療を受けました。
合計で14回ほどです。
治療によって腫瘍はかなり小さくなりました。
一方で、手足のしびれなどの末梢神経障害が強くなり、治療を続けることが難しくなりました。
そこでアドセトリスは中止になりました。
ただ、その時点ではMRIに、
約1センチほどの病変が残っていました。
治療は終わった。
でも、病変は残っている。
当然、不安はありました。
その後、私はトロン浴を続けました。
そして、約1年後
定期的にMRIを受けながら、経過を見ていました。
すると約1年後。
それまで確認されていた病変が、
MRI上で確認できなくなりました。
私にとっては、非常に大きな出来事でした。
もちろん、ここで、
「トロンが腫瘍を消した」
とは言いません。
それを医学的に証明できるわけではないからです。
それまでの治療効果が続いていた可能性もある。
身体の免疫反応だった可能性もある。
ほかの要因も考えられる。
それは私にも分かりません。
ただ、私自身の事実として言えるのは、
アドセトリスを中止したあともトロン浴を続け、その経過の中で、MRI上の病変が確認できなくなった。
ということです。
私は、この事実をとても重く見ています。
だから私は、続けています
病気を経験すると、
「何を信じればいいんだ」
と思うことがあります。
ネットを見れば、いろいろな情報が出てきます。
これがいい。
あれが効く。
これを食べたほうがいい。
これをやめたほうがいい。
でも私は、何でも信じるつもりはありません。
一番見たいのは、
自分の身体の変化です。
採血。
MRI。
体調。
睡眠。
疲れ方。
運動した時の身体の反応。
数字と、自分自身の感覚。
その両方を見ています。
その中の一つとして、
私はトロン浴を続けています。
私は「治療かトロンか」とは考えていない
ここは、とても大事なところです。
私は、
「病院の治療をやめて、トロンをやればいい」
とは思っていません。
むしろ逆です。
医師の治療を受ける。
検査を受ける。
採血の数字を見る。
薬についても考える。
そしてそのうえで、
自分でできることもやる。
それが私の考えです。
トロン浴も、その一つです。
睡眠も大事にする。
運動もする。
心臓や体力もできるだけ強くする。
食事にも気をつける。
そして、自分の身体を観察する。
全部やる。
私はそう決めています。
「効く・効かない」だけで終わらせたくない
トロンについて話すと、
「科学的に証明されているのか」
「本当にがんに効くのか」
という話になります。
もちろん、それは大事です。
私も医学的な根拠は大切だと思っています。
だからこそ、このブログでは、
分かっていることと、分かっていないことを分けて書いていきます。
医学的に確認されていること。
まだ十分に証明されていないこと。
そして、
私自身の身体に実際に起きたこと。
これを混ぜずに書いていきたい。
でも同時に、
患者本人の経過も、一つの事実です。
私は自分のMRIを見ています。
採血結果も見ています。
そして、何年も自分の身体と付き合ってきました。
だからこそ、
「これはもっと知りたい」
と思うようになりました。
私が知りたいのは「なぜなのか」
なぜ、身体を温めることが気持ちいいのか。
なぜ、トロン浴のあとに身体の感覚が変わるのか。
血流とは何なのか。
体温とは何なのか。
免疫とは何なのか。
睡眠とは何なのか。
そして、
トロンには実際、どこまで分かっていることがあるのか。
私はこれから、そのあたりを一つずつ調べてみたいと思っています。
「トロンは奇跡だ」
と言いたいわけではありません。
でも、
自分自身の経験を通して、私はトロンを簡単には無視できなくなった。
これが本当のところです。
自分でできることは、やる
再発するかどうか。
あと何年生きられるのか。
これは私にも分かりません。
医師にも、未来を完全に当てることはできません。
でも、
今日何をするか。
これは自分で決められます。
だから私は、
治療を受ける。
検査をする。
採血を見る。
よく眠る。
運動する。
心臓を強くする。
そして、
トロン浴を続ける。
自分でできることは、できるだけやる。
これが、
私の生きる道です。
このシリーズではこれから、
「そもそもトロンとは何なのか」
「私はどんな入り方をしているのか」
「採血結果をどう見ているのか」
「睡眠や運動とどう組み合わせているのか」
そして、
なぜ私はここまでトロンを続けているのか。
一つずつ、私自身の経験と数字を交えながら書いていこうと思います。


