医師から言われた「がんの顔つきが変わりましたね」 #15

医師から言われた「がんの顔つきが変わりましたね」 #15

トロン温浴を始めたあと、私は病院に戻り、MRI検査を受けました。

当然、一番気になっていたのは脳の腫瘍です。

「どうなっているのだろう。」

期待もありました。

不安もありました。

そしてMRIの画像を確認しました。

しかし、この時点で腫瘍が消えていたわけではありません。

私が見た限りでは、腫瘍の大きさや形が劇的に変わったようにも見えませんでした。

ところが、画像を確認した医師から、意外な言葉が出ました。

「がんの顔つきが変わりましたね。」

私には分からない変化

正直、その言葉を聞いても、私自身にはよく分かりませんでした。

腫瘍が消えたわけではない。

大きく縮んだようにも見えない。

しかし、専門家である医師には、MRI画像から何らかの変化が見えていたのでしょう。

その後、私は早期に退院することができ、外来で治療を続けることになりました。

私にとっては、それだけでも大きな前進でした。

その後も治療は続いた

もちろん、この段階で治療が終わったわけではありません。

退院後、私は「アドセトリス」という抗がん剤による治療を続けました。

最終的には13回まで受けています。

そして同時に、トロン温浴も続けました。

病院の治療を受けながら、トロン温浴も続ける。

この時期は、二つを並行していました。

しかし、その後――

抗がん剤の副作用が、私の身体に強く出始めます。

特に問題になったのが、手足のしびれなどの末梢神経障害でした。

そしてついに、医師から治療のストップがかかります。

ここから、私の治療は大きく変わることになります。