初めてトロン温浴に入った日 #13

初めてトロン温浴に入った日 #13

前回まで、脳に腫瘍が見つかり、手術を受け、その後の治療でも思うような結果が出なかったことを書きました。

そして、そんな中で私が出会ったのが「トロン温浴」でした。

もちろん、最初から信じていたわけではありません。

むしろ、

「本当にこんなことで何か変わるのか?」

という気持ちのほうが強かったと思います。

抗がん剤が効かないという現実

私にとって一番大きかったのは、抗がん剤治療を受けても、期待していたような効果が出なかったことです。

治療を受ければ良くなる。

最初はそう信じていました。

しかし、現実は思い通りにはいきませんでした。

医師も一生懸命治療してくれている。

自分自身も治療に向き合っている。

それでも結果が出ない。

このときの気持ちは、経験した人でなければ、なかなか分からないかもしれません。

病気そのものの怖さもあります。

しかし、それ以上に怖いのは、

「次に何をすればいいのか分からない」

ということでした。

「だったら、自分でも探してみよう」

私はもともと、仕事でもそうなのですが、問題が起きたときに、ただ待っていることがあまり得意ではありません。

方法がないなら探す。

知らないことがあれば調べる。

一つの方法でダメなら、別の可能性も考える。

病気になっても、そこは変わりませんでした。

そこで出会ったのが、トロン温浴でした。

話を聞けば聞くほど興味は湧きました。

ただし、

「これで治る」

などと簡単に考えていたわけではありません。

医学的に確立された標準治療と、トロン温浴は同じものではありません。

それでも私は、

「自分の身体にできることがあるなら、やってみたい」

と思いました。

初めて入ったトロン温浴

そして、実際に初めてトロン温浴を体験する日が来ました。

正直なところ、最初は半信半疑です。

「温浴でそんなに違うものなのか?」

そんなことも考えていました。

でも、実際に入ってみると、とにかく身体が温まる。

そして汗が出る。

普段のお風呂とは少し違う感覚がありました。

もちろん、一度入っただけで腫瘍がどうなるという話ではありません。

その時点では、私にも何が起きるのか分かりませんでした。

ただ、一つだけ決めました。

「やるなら、中途半端にはやらない。」

私はトロン温浴を続けてみることにしました。

医療をやめたわけではありません

ここは、このブログを読んでくださる方に、きちんと伝えておきたいところです。

私は、病院での治療を否定してトロン温浴を選んだわけではありません。

医師の診察や検査を受けながら、そのうえで自分自身ができることとして取り入れました。

病気との向き合い方に、絶対的な正解があるとは私は思っていません。

だからこそ、

医師の話を聞く。

検査結果を見る。

そして、自分自身でも考える。

その積み重ねが大切だと思っています。

そして、私は通い続けた

こうして私のトロン温浴が始まりました。

最初は半信半疑だったものが、いつの間にか生活の一部になっていきました。

そして私は、その後も続けました。

数日ではありません。

数週間でもありません。

長い期間、続けていくことになります。

もちろん、その間にも病院で検査を受けていました。

「腫瘍はどうなっているのか。」

その答えを知るのはMRIです。

そして、あるとき――

そのMRIの結果を見て、私は驚くことになります。

そこには、私が想像していなかった変化が写っていました。